先日、ある保護者の方からこんな相談をいただきました。
「塾に入れても、うちの子は絶対に質問できないんです」
お子さんは中学2年生。学校には行ったり行かなかったり。集団塾は入って2か月で足が止まり、映像授業のタブレットは机の上で埃をかぶっている。
よくある話です。というより、私のところに来るご相談の半分以上がこのパターン。
集団塾は無理。個別指導は月3万円を超えてくる。映像授業は安いけれど、ひとりでは続かない。
この「詰み」の状態で、何度か名前が挙がってくるサービスがあります。それがネット塾の吉田ジュニアです。
正直に打ち明けると、私は最初、この塾を候補から外しかけました。理由は単純で、口コミの数が圧倒的に少ないから。
知名度のない塾を保護者にすすめるのは怖い。ホームスクールの相談を受ける立場として、そこは慎重にならざるを得ません。
ところが、運営元を調べた瞬間に見方が変わりました。
この記事では、吉田ジュニアの中身を、私が調べた順番のまま書いていきます。良いところも、正直きついなと思ったところも隠しません。
先に、お子さんとの相性だけ確認しておきましょう。30秒で終わります。
吉田ジュニアとは?まず基本情報から
吉田ジュニアは、中学生専門のオンライン塾(ネット塾)です。
自宅のパソコン・タブレット・スマホから、双方向のライブ授業に参加する形式。全国どこからでも受けられます。
ここまでは、よくあるオンライン塾の説明。私が気になったのは別の部分でした。
運営元を調べて、評価が変わった
吉田ジュニアを運営しているのは、愛媛県西条市にある有限会社ライセンスパートナーという会社です。
事業内容を見て、思わず手が止まりました。
看護師国家試験対策のネット予備校を運営している会社だったんです。
「吉田ゼミナール」という名前で、看護学生向けにオンラインの授業をずっとやってきた会社。その同じ会社が、中学生向けに作ったのが吉田ジュニアです。
これ、地味に見えてかなり大きな話です。
看護師国家試験は、落ちれば就職が飛ぶ試験。受験生の人生が直接かかっています。そんな試験の対策を、対面ではなくネット越しでやり続けてきた。
つまりこの会社は、コロナ禍でオンラインに参入してきた新興サービスではありません。「ネット越しで人に教える」ことだけを本業にしてきた会社です。
オンライン塾を選ぶとき、私が一番見るのがここ。授業の質より先に、運営がオンライン指導の失敗パターンを知っているかどうかを見ます。
画面の向こうの生徒は、簡単にいなくなる。집中が切れたら終わり。その怖さを体で知っている会社かどうかで、細かい設計が全然違ってきます。
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知名度で塾を選ぶと、だいたい失敗します。大事なのは「うちの子が抱えている問題」と「その塾が解決しようとしている問題」が一致しているかどうか。吉田ジュニアは万人向けではありません。刺さる子には、ものすごく刺さります。
他にはない最大の強みは「顔も名前も出ない」こと
吉田ジュニアの一番の特徴を、私はこう言い切ります。
参加ハードルが、たぶん業界で一番低い。
「内緒話モード」という発明
ライブ授業の画面には、講師の映像、質問用のチャット欄、解答を送る投票ボタン、ホワイトボード、マイク発言のリクエストボタンが並んでいます。
ここまでは他社にもある構成。違うのはここから。
先生にだけ届く個人チャットと、先生にだけ聞こえるマイク質問の機能があります。
他の生徒には見えない。聞こえない。「こんなことも分からないの」という空気が、そもそも発生しない設計です。
これがどれだけ効くか、想像してみてください。
教室で手を挙げられない子は、家に帰ってから質問することもできません。分からないまま次の単元に進み、分からない場所がどこだったのかも分からなくなる。
学力が落ちる子のほとんどは、能力が低いわけじゃない。「聞けない」という一点だけで崩れていきます。
吉田ジュニアは、そこをピンポイントで潰しにきている。設計者が現場を知っている証拠だと感じました。
生徒の顔も名前も画面に出ない
ライブ授業といっても、カメラをオンにする必要がありません。
顔が映らず、名前も出ない。極端な話、パジャマのまま授業に出て、終わったらそのまま寝てしまってもいいわけです。
ふざけた話に聞こえるかもしれません。でも不登校のお子さんを見てきた身からすると、これは相当に大きい。
制服を着る。髪を整える。人に見られる。この3つがどれも越えられない壁になっている子が、現実にたくさんいます。
その壁を全部取り払って、残ったのが「授業を受ける」という行為だけ。学習の再スタートとしては、かなり理想に近い形です。
質問の窓口が、授業の外にもある
授業中に聞けなかった場合の受け皿も用意されています。
LINE、メール、電話。文字では伝わりにくい内容のときは、先生が動画で回答してくれるケースもあります。
数学の解法や理科の実験手順を文章で説明されても、正直よく分かりません。動画で返ってくるなら理解度が違う。
ここは地味ながら、続けられるかどうかを左右する部分です。
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オンライン塾を選ぶとき、多くのご家庭は「授業の質」ばかり見ます。でも実際に脱落の原因になるのは、質問できないこと。吉田ジュニアの質問導線の多さは、パンフレットの見栄えより遥かに実用的です。
「反転マスタリー授業」って結局なに?
吉田ジュニアの学習システムには名前がついています。反転マスタリー授業。商標も取得されています。
横文字っぽい名前ですが、中身は極めてシンプルです。
普通の塾と順番が逆
一般的な塾は「授業で習う→家で復習する」。
吉田ジュニアは「家で先に習う→授業で考える」。順番がひっくり返っています。だから反転。
知識のインプットは動画に任せる。ライブ授業の時間は、その知識を使って考える訓練に充てる。
教育の世界では反転授業と呼ばれる手法で、目新しいものではありません。ただ、中学生向けにここまできっちり型にはめているサービスは多くない。
自宅学習との相性が、実はいい
ホームスクールの相談でよく聞かれます。「家で勉強って、何をやらせればいいんですか」と。
これが本当に難しい。教材を買っても、順番も量も分からない。親が横で見ていられるわけでもない。
反転マスタリーは、その「何をやるか」を全部決めてくれます。今週は動画を見る、テストを受ける、授業に出る、また테스트を受ける。
やることリストが勝手に降ってくる状態。自宅学習でいちばん厄介な「設計の手間」が消えます。
ここは親の負担が減るという意味でも見逃せません。
授業が録画されている意味
ライブ授業は録画されます。体調が悪くて休んでも、後から見直せる。
途中入塾のお子さんが、遡って過去の授業を見て追いつくこともできます。
この「休んでも死なない」という安心感、地味ですが決定的です。
体調の波がある子、朝起きられない時期がある子。1回休んだだけで「もうついていけない」と感じて、そのままフェードアウトしていく。何度も見てきた光景です。
逃げ道が用意されている塾は、結果的に続く。
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ただし、録画がいつまで見られるかはコースによって差があります。ここは料金の話と直結するので、後半で詳しく分解します。見落とすと数万円単位で損をする部分です。
時間割が固定されているのは、弱点じゃない
吉田ジュニアのライブ授業は、曜日と時間が決まっています。学年ごとに開始時刻が違う形です。
他のレビュー記事はここを一律で「融通が効かないデメリット」と書いています。
私は、半分は同意しません。
自宅学習が崩れる理由の9割はこれ
ホームスクールや自宅学習がうまくいかない家庭を見ていて、原因はほぼ一つに集約されます。
時刻が決まっていない。
「いつでもできる」は「いつまでもやらない」と同義です。タブレット教材が机の上で死んでいくのは、全部これが理由。
週に2回、決まった曜日の決まった時刻に、先生が待っている。この錨(いかり)が、生活全体を支えることがあります。
学校に行けていないお子さんの場合、1週間に予定が1つもない状態が続きます。曜日の感覚が消え、昼夜が逆転する。
そこに固定の授業が入るだけで、生活が形を取り戻すケースを何度も見ています。
とはいえ、部活生には厳しい
公平に言えば、デメリットになる家庭もあります。
部活の遠征、習い事、通院。固定の時刻に毎週いられない事情があるなら、録画視聴が主戦力になります。
その場合、ライブ授業の価値をほとんど受け取れません。それなら別のサービスを検討したほうがいい。
申し込む前に、必ず現行の時間割を確認してください。ここは公式ページで確認すべき最優先事項です。
メリット・デメリットを正直に並べます
ここまで良い面を中心に書いてきました。ただ、吉田ジュニアにははっきり向いていない家庭があります。
両方まとめておきます。
この赤いボックスの一番下、前納制という3文字。
ここが吉田ジュニアで最も慎重に判断すべきポイントです。
安く見える。でも安くない場合がある。次の章で、金額を分解していきます。
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塾選びで一番やってはいけないのが、月謝の数字だけを見て決めること。入学金、契約期間、途中でやめたときにどうなるか。この3点をセットで見ないと、後で必ず後悔します。次の章、遠慮なく踏み込みます。
専門家として伝えたい、吉田ジュニアを活かし切る6つのルール
ここからが本題です。
同じ塾に入っても、伸びる子と消えていく子がいます。差がつくのは授業の中身ではありません。家庭での運用ルールです。
吉田ジュニアのような「予習動画+ライブ授業」型は、特にここで明暗が分かれます。
私がご家庭にお伝えしている具体策を、そのまま置いておきます。
ルール1|予習動画は「分からないまま」見終えていい
最初につまずくのがここ。
真面目な子ほど、予習動画を完璧に理解しようとします。分からない箇所で止め、巻き戻し、それでも分からず、動画の途中で心が折れる。
反転授業の設計思想は逆です。予習動画は「疑問を作るため」に見るもの。
分からない場所を見つけたら、その時点で予習は成功しています。理解するのはライブ授業の仕事。
お子さんにはこう伝えてください。「動画は8割分からなくていい。分からなかった所に印だけつけて」と。
ルール2|授業の10分前にパソコンを開く
オンライン受講の脱落原因、第1位。
「開始時刻になってから準備を始める」です。
ログインでもたつく。通信が不安定。イヤホンが見つからない。5分遅れて入室し、話の流れが分からず、そのまま画面の前で固まる。
これを2回やると、3回目は出なくなります。通塾でいう「家を出る」に当たる動作を、10分前に固定してください。
机に座る。端末を開く。ノートと筆記用具を出す。これだけで出席率が跳ね上がります。
ルール3|個人チャットを「毎回1回は使う」ノルマにする
吉田ジュニアの最大の武器は、先生にだけ届く質問機能です。
ところが、使わない子が一定数います。機能があっても、質問する習慣がなければ意味がない。
そこで最初の1か月だけ、「1授業につき最低1回はチャットを送る」をノルマにしてください。
内容は何でもいい。「ここもう一度お願いします」でも十分です。
送るという行為へのハードルさえ消えれば、あとは自走します。ここが伸びる子と伸びない子の分岐点。
ルール4|録画は「次の授業まで」に消化する
録画視聴は保険です。主食ではありません。
「後で見られるから」で溜め始めると、3本溜まった時点で見なくなります。これは断言できます。
休んだ回の録画は、次のライブ授業が来るまでに必ず消化。この一線だけ守れば崩れません。
後述しますが、コースによって録画の視聴期限が違います。そこも要注意。
ルール5|保護者は隣に座らない
オンライン塾の相談で、私が一番よく止めるのがこれ。
心配のあまり、授業中ずっと隣で見守ってしまう保護者の方がいます。
気持ちは痛いほど分かります。ただ、逆効果です。
吉田ジュニアの価値は「誰にも見られずに質問できる」こと。隣に親がいたら、その価値が丸ごと消えます。
代わりにやってほしいのは、授業後の3分。「今日、何か1つ質問した?」とだけ聞く。内容は聞かない。
行動だけ確認して、評価はしない。これが一番続きます。
ルール6|国語と記述対策は別枠で確保する
吉田ジュニアの対応教科は、情報源によって4教科(英語・数学・理科・社会)とされているものと、国語を加えた5教科とされているものがあります。
つまり、国語の扱いは申し込み前に必ず確認すべき項目です。
仮に国語が含まれていない場合、高校入試では確実に不利になります。国語は配点が大きいうえ、読解力は他教科の得点力にも直結する。
その場合は市販の読解問題集を週1本、家庭で回してください。塾を追加するより現実的です。
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6つ挙げましたが、優先順位をつけるならルール2とルール3です。時間前に座る。1回は質問する。この2つだけ守れているご家庭は、まず失敗しません。逆にここが崩れると、どんな良い塾でも結果は出ません。
料金プランを分解する。前納制の意味を理解してください


ここが判断の核心です。じっくり読んでください。
まず、コースは2種類ある
吉田ジュニアには性格の異なる2つのコースがあります。
ざっくり言えば、「毎月払って身軽でいる」か「まとめて払って全部を手に入れる」か。
公開情報ベースの料金表
以下は、2026年9月時点で確認できた公開情報をまとめたものです。
| アドバンス講座 | 入学金 | 月謝 |
|---|---|---|
| 中学1年生 | 22,000円 | 6,600円/月 |
| 中学2年生 | 22,000円 | 8,800円/月 |
| 中学3年生 | 22,000円 | 13,200円/月 |
| サクセス講座 | 入学金 | 授業料 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 12か月講座 | 22,000円 | 158,400円 | 180,400円 |
| 24か月講座 | 22,000円 | 211,200円 | 233,200円 |
| 36か月講座 | 22,000円 | 237,600円 | 259,600円 |
数字を並べて気づいたこと
この表、面白い事実が隠れています。
サクセス12か月講座の授業料158,400円を12で割ると、13,200円。中3のアドバンス月謝と同額です。
24か月講座の211,200円を24で割れば8,800円。中2の月謝と同じ。36か月も同様。
つまり、前納しても月あたりの単価は1円も安くなりません。
ここ、多くの人が誤解します。「まとめて払うんだから割引があるはず」と思い込む。
ありません。前納の見返りは、金額の割引ではなく「中身」です。
具体的には2つ。過去講座が卒業まで見放題になること。そして弱点克服プリントが届くこと。
この2つに20万円前後を先払いする価値があるか。判断軸はそこだけです。
見落としがちな「隠れた費用」
月謝以外にかかるものを並べておきます。
中1でアドバンス講座を始める場合、初月は入学金22,000円+月謝6,600円で28,600円。
2か月目以降は6,600円に落ち着きます。この落差は先に把握しておいてください。
コスパはどうなのか、正直に
仮に対応教科が5教科だとすれば、中1の6,600円は1教科あたり月1,320円。
しかも録画つきの双方向ライブ授業込み。これはかなり安い部類です。
オンライン個別指導だと、60分あたり2,500〜4,000円程度が相場。週1回でも月1万円を超えます。通塾型の集団塾なら中3で月2〜3万円が普通。
中3の13,200円にしても、5教科でこの価格なら十分に戦えます。
ただし、入学金22,000円は決して安くない。ここは大手集団塾と変わらない水準です。
だからこそ、無料体験を使わずに申し込むのは絶対におすすめしません。
最大の落とし穴は、前納制そのもの
サクセス講座を検討している方は、ここだけは飛ばさないでください。
前納制とは、先に全額を払う仕組みです。単価は同じなのに、リスクだけが先に乗る。
3か月で合わないと分かったとき、月謝制なら損失は3か月分。前納制だと、返金規定次第で数十万円が動きます。
私の結論はシンプルです。
初めての方は、まずアドバンス講座(月謝制)から。
2〜3か月続いて、お子さんが「来週の授業も出る」と自分から言うようになってから、サクセスへの切り替えを検討する。
単価が同じである以上、急いで前納する経済的な理由はひとつもありません。
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「長期コースのほうがお得ですよ」と言われたら、必ず月あたり単価を電卓で計算してください。割引がないなら、それは「お得」ではなく「拘束」です。もちろん過去講座見放題には価値がありますが、それは続くと確信してから買えばいい。
他のオンライン塾・代替手段と比べるとどうか
吉田ジュニアの立ち位置を、周辺のサービスと並べて確認します。
金額はいずれも一般的な目安です。実際の価格は各社の公式でご確認ください。
| 比較項目 | 吉田ジュニア | 映像授業サービス | オンライン個別指導 | オンライン家庭教師 |
|---|---|---|---|---|
| 授業形式 | 双方向ライブ+予習動画 | 録画映像のみ | 講師1対1〜2 | 講師1対1 |
| 月額の目安 | 6,600〜13,200円 | 2,000〜5,000円 | 15,000〜30,000円 | 20,000〜40,000円 |
| 顔出し | 不要 | 不要 | 基本必要 | 基本必要 |
| 質問のしやすさ | 先生への個人チャット可 | 基本できない | いつでも可 | いつでも可 |
| 学習の強制力 | 時間割固定で高い | ほぼゼロ | 予約制で中程度 | 予約制で中程度 |
| 学力別コース | なし(学年別のみ) | レベル選択可 | 完全対応 | 完全対応 |
| 不登校への適性 | 非常に高い | 中(続かない) | 中(対人負荷あり) | 中(対人負荷あり) |
| 保護者の負担 | 小さい | 大きい(管理必須) | 小さい | 小さい |
表にすると、吉田ジュニアの位置が見えてきます。
映像授業の安さと、個別指導の伴走力。その中間です。
映像授業と迷っている場合
月2,000円台のサービスと比べれば、吉田ジュニアは高く見えます。
ただ、映像授業は継続率が絶望的に低い。これは業界の共通課題です。
安い教材を3か月放置するより、続く塾に6,600円払うほうが結果的に安い。見なかった動画は、0円ではなく支払った分だけの損です。
オンライン個別指導と迷っている場合
お子さんが「1対1で大人と向き合うこと」自体に強い抵抗を示すなら、個別指導は避けてください。
逃げ場がない分、負荷が高い。数回で行き詰まるケースを見てきました。
逆に、学力に大きな凸凹があって特定単元を遡る必要があるなら、個別指導のほうが適しています。吉田ジュニアは学年カリキュラムに沿って進むため、大幅な遡り学習には向きません。
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比較表で優劣を決めようとしないでください。大事なのは「うちの子がどこで詰まっているか」。人前が無理なら吉田ジュニア。学力の穴が深いなら個別指導。自制心があって費用を抑えたいなら映像授業。それだけの話です。
解約・退会するときに知っておくべきこと
入る前に、出口を確認する。塾選びの鉄則です。
アドバンス講座(月謝制)の場合
1か月単位の契約なので、やめる判断はしやすい構造です。
ただし、多くの塾には「退会申し出の締め日」があります。月末に申し出ても翌月分が発生する、というパターン。
何日までに、どの方法で(電話かメールかフォームか)伝える必要があるのか。ここは契約前に必ず確認してください。
もうひとつ。退会すると録画の視聴権も失われます。アドバンス講座の録画は原則として翌月末までの視聴。見ていない回があるなら、退会前に消化しておくべきです。
サクセス講座(前納制)の場合
こちらが本題です。
高校入試までの契約を前払いする以上、途中解約時にどうなるかが最重要事項になります。
正直に書きます。公開されている情報からは、中途解約時の返金規定を確認できませんでした。
分からないことを分かったふりで書くわけにはいかないので、そのまま記します。
この5つは、申し込みフォームを開く前に問い合わせて、回答を文面で残してください。
電話口の「大丈夫ですよ」は、後で何の根拠にもなりません。メールかチャットで残す。これは吉田ジュニアに限らず、すべての塾で同じです。
なお、特定商取引法の対象となる契約であれば、法定書面の交付やクーリング・オフが適用される場合があります。契約書面の記載は必ず読んでください。
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返金規定を隠す塾はまずありません。聞けば普通に教えてくれます。聞きにくいと感じて聞かないまま契約してしまう保護者の方が多いだけ。遠慮する場面ではありません。お子さんの学習環境と数十万円がかかっています。
コース別・総額シミュレーター
月謝制と前納制、結局どちらを選ぶべきか。
残り期間と予算を入れると、総額が出ます。数字で見ると腹が決まります。
よくある質問
Q. 不登校でも受講できますか?
できます。というより、もっとも適性が高い層のひとつです。
顔も名前も画面に出ず、誰とも顔を合わせずに授業に参加できます。制服も移動も不要。
学習の再開において、これほど障壁の低い形式はなかなかありません。
Q. 出席扱いの対象になりますか?
これは塾ではなく、在籍中学校の校長判断で決まります。
文部科学省の通知に基づき、自宅でのICT等を活用した学習を出席扱いにできる制度はありますが、適用には学校との事前相談と、計画的な学習内容の報告が必要です。
「この塾なら出席扱いになる」と断言するサービスがあれば、それは正確ではありません。まず担任の先生に相談してください。
Q. 途中の学年から入っても追いつけますか?
追いつけます。過去の授業を遡って録画で視聴できるためです。
ただし、遡れる範囲はコースによって異なります。サクセス講座は開講時から入試まで見放題、アドバンス講座は原則として翌月末まで。ここは申し込み前に確認してください。
Q. パソコンは必要ですか?スマホでも大丈夫ですか?
スマホでも受講は可能とされています。
ただ、正直に言えばおすすめしません。
ホワイトボードの文字が小さく、手元でノートを取りながらの受講が厳しい。通知も飛んできます。可能ならタブレット以上の画面を用意してください。
Q. 授業を休んだら、どうなりますか?
録画が残るので、後から視聴できます。
体調の波があるお子さんにとって、この仕組みは大きな安心材料です。ただし溜め込むと崩れるので、次の授業までに消化するのが鉄則。
Q. 成績上位の子には物足りないですか?
その可能性はあります。
学力別のコース分けがなく、学年単位での区分のみ。難関校を狙って先取りしたい層には、レベル調整の幅が足りないかもしれません。
ここは無料体験で、授業の難度を実際に見て判断してください。
Q. 兄弟割引はありますか?
公開情報からは確認できませんでした。
ご兄弟での入会を検討している場合、入学金の扱いも含めて問い合わせる価値があります。
Q. 無料体験はありますか?
体験の案内があります。内容や期間は時期によって変わるため、公式ページで最新の情報を確認してください。
入学金が22,000円かかる以上、体験せずに申し込むのは避けてください。合う合わないは、1回授業に出れば大体分かります。


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体験授業で見てほしいのは、お子さんの表情です。授業が終わった瞬間の顔。「意外といけるかも」が少しでも出ていたら、そこが再スタートの地点になります。学力の話は、その後でいい。
顔を出さなくていい。名前も出ない。誰にも見られずに、先生にだけ「分かりません」と言える。
その環境が必要なお子さんは、確実にいます。
